恵庭岳アタックで非論困憊を極めていたサヲマツでしたが。
まあ、次の休日は家でゆっくりしようじゃないか。さすがに。って思っていたのですが。
友人から「職場の人が夕張岳登山の参加者が少なくて困ってる。よかったら、どーですか」って。
羊蹄山くらいだよって言われたんですけどね。去年羊蹄山行って、次の日は屍と化してたからね。
前の日明けで、休みで夕張岳行って、次の日普通に日勤が務まるのかってね。
思ったんですけど。
同世代の友達と一緒に山に登りたいってのと、仕事を理由に登山諦めるって絶対後悔するなってことで、
「山頂にこだわらないで、自分の体調に合わせて途中棄権も視野に入れる」っていうのを目標にして
参加することにしました。
結果、友達は「わたしは登山しないけど」って来ないし、サヲマツは参加者の誰よりも元気に帰ってくるというね。
自分でも驚きの体力が身に付いていた事が明らかになりました。
というわけで、夕張岳レポして参りたいと思います!イェア!!!
登山口情報
夕張岳の登山口についてはユウパリコザクラの会さんのHPがわかりやすかったので参考にしてください。
ちなみに今回は初の団体登山だったので、わたくしは集合場所に車止めてそこから登山口まで連れて行ってもらいました。
車のスライドが難しい幅の林道を10kmほど進まなきゃいけない上に、寄りすぎると溝にタイヤドボントラップがあって心底「人の車で来れてラッキーだったな」と思いました。
行くならスライドしにくい時間帯を選ばねば・・・しかし夕張岳もね、熊のテリトリーなので。
もはやテリトリーっていうか、熊いました?が合言葉みたいなもんだってどっかで見た。
「林道に熊のフン落ちてた」って参加者の人言ってたし、山頂付近でしゃべったおじちゃんは「遠目に熊いるの見えたよ〜」つって去ってったしね。
けっこうフランクよ。もう、ベアーウォッチングってくらいフランクに言ってたよ。
高確率熊イベント発生だよ。
まーでも、今回団体ですから!ソロじゃありませんからー!!!心強い!!!ってことでとても安心して夕張岳を楽しむことができました!( ◠‿◠ )
装備
- 冷感インナー
- 着圧スパッツ
- スポーツ用靴下
- キャップ
- ストック(ほぼ使わなかった)
- 手袋
- トレッキングシューズ
- 水2ℓ
- コーヒー
- アーモンドチョコ
- バナナ2本
- おにぎり一個
- スモークチキン2個
- クエン酸
恵庭岳でアーモンドチョコとコーヒーは登山補給食殿堂入りを果たしました。
水はガイドさん曰く1.5ℓくらいが目安とのこと。
汗っかきだったり夏場だったらもうちょっとあった方がいいかな〜という感じです。
あとドラッグストアでずっと気になってた「疲れず粉」。買ってみた。
オラに元気に登れる力を!!
まあクエン酸なんですけど。でもコレとてもよかったです。
体が欲しがってたものだー!ってなる感覚があるなら本当に元気になるので。わたしはなった。
この装備でね、満を持して
強気に本気、無敵に素敵、もひとつおまけに元気に勇気! サヲマツ、夕張岳イッタダッキマース!
夕張岳登山レポ
はい、というわけで。
恒例のレポいっきまーす!!!(((( ^ω^ ))))ッブーン!
前日。明けでガッツリHP回復を目指す。
元気に登るために全力で休むぞ〜!つって帰宅して明日の準備やらなんやらしてたら夕方になってまして。
5時半に夕張の集合場所到着だから・・・何時に出ればいいの・・・?
つってグーグル先生でシュミレーションしてもらって。3時半くらいに出れば間に合う計算。
もう寝る!寝るよわたしは!!って7時には布団入ったんですけど。
どーにも上手に眠れなくて。2時間にいっぺん起きては眠れねぇって読書してみたりね。
で、ようやく眠れて深く行きそうなところで目覚まし。ゼルダの伝説ブレスオブザワイルド「メインテーマ」。
勇者の気分で起きれるでしょ?ほら、手の甲にトライフォース見えるでしょ?あん?心の目で見るんだよぉ!サヴァサーヴァ!(錯乱)
一番起きるのが辛いタイミングでの目覚ましはなかなかにキチィ。でも時間ギリギリに設定したからすぐに準備にとりかからないと間に合わない!ってことで寝る前に着替えとか全部用意したものに着替えた。昨日の自分、大好きだと思ったね。寝ぼけてもやることがわかる!準備マジ大事ネ!!!!
シューパロ湖
まあまあ誤差10分くらいで無事出発できまして。
ナビ設定とかガソリン注入でモタモタしてたんですけど現地に10分ほど時間残して無事つきまして。時間の使い方が鬼上手い人みたいになってた。
すでに3名ほど参加者らしき人たちがいました。
最終的に9名集まって自己紹介して車に乗って出発。
林道入る前に、綺麗だけどなんだか不気味な湖の上にかかる橋を渡りまして。
枝だけになった木が湖面から寂しく覗いてて、橋が沈んでて上のアーチだけが飛び出してる。
あとで調べたら、「シューパロ湖」と言うらしいです。
シューパロはアイヌ語で「シ」=本当の、「ユーパロ」=鉱泉の湧き出るところという意味とのこと。
調べたら、ダムに沈んだ街があるんだって。橋は枯渇期にしか見れないらしい。枯渇期だったのかな。
なんとなく異様な雰囲気の湖でした。支笏湖ばっかり行ってたからだろうか。
闇を見ちゃった感あるな、なんか。でもそういうの嫌いじゃないよ・・・
およそ10kmの林道を超えて
いや〜人の車快適!ありがてぇ!!それだけで来てよかったとすら思える!
なんか不気味な曲かかってたけど笑
ゲート近くに駐車場とトイレがあるので、そこから登山口まで歩きます。トイレはここか、ヒュッテで済ませます。
で、装備を整えるんですけど、
手袋かたっぽ、お留守番してるんですけど。
現地に着いてザックの中に顔突っ込んで探したわ。嘘だろー!!バカー!
薮道と、急な登り箇所があるので、ないと不便でした。手袋は2足で一人前だこんちきしょー!
登りは冷水コースから!
まずは靴の消毒。外来種の種防止のためらしいです。
大事にされてます、夕張岳。ニコニコだ〜^^
序盤の道は「THE・EZO」って感じの森。
そのままの姿を大事にしてるような。そんな雰囲気。
急登はたまにあれど多くなく、とても歩きやすいコースで登りで疲れは感じませんでした。
途中で見えるは滝ノ沢岳と前岳。
そしてヤマップで見てて楽しみにしていた高山植物地帯!
序盤の薮道が嘘のような景色です。
美しいーーーー!!!
そして気持ちいい・・・・
なんか・・・しばらくここにいたいな・・・
そんな気持ち。
一緒に登ったおばちゃんたちは登山が好きなわけではなく、夕張岳が好きなんだそうで。
確かにこれはまた行きたい気持ちになる山だな〜って
あの恐ろしい林道を差し引いても行きたくなる景色だな〜って
夕張岳ってこんなに綺麗で気持ち良い山だったんだってわたしも感動しちゃいましたね。
いや、本当。来てよかった。参加してよかった。友人よ、来させてくれてありがとう。大感謝。
男岩やガマ岩、高山植物を楽しみながら歩くとあっという間に山頂付近。神社発見。
無事に山行を終えられますようにお祈りして、最後の登りへ。
夕張岳、頂きました!
さんちょおおおおおおおおおおおおおおお!!!!
や、本当、あっという間だったんですけど。けっこう歩いてたんですけどね、景色がよすぎて。
あとゆっくりな人に合わせて歩いたり、長く休憩とったり、その影響もあると思う。
ソロだとつい一気に登っちゃうので。
休むところはしっかり休んで、少しペース落として歩いた方が疲れないのかもしれないな〜。
解けない靴紐の結び方も教えてもらったしとてもいい勉強になりました!
やっぱり誰かと登る山は学びが多くていいですな( ◠‿◠ )
下山は馬の背から
恵庭岳で地面ダイブキメて鍛えられたのか、滑りはしたものの転ぶことなく下山できました!
足も痛めなかったです。やっぱり靴下かな。職場の靴で靴擦れしたところは悪化してたけど笑
馬の背から登ってたらきっとこんなに元気じゃなかっただろうな〜ってくらい急登箇所が多かったですね。冷水コースより500mくらい短いそうです。
暑過ぎてヒュッテ近くの川で手と足をつっこんで顔洗って涼みました。めちゃくちゃ気持ちいい。
それからヒュッテにて、他の参加者の方の下山を待つ間、足を休めました。
ヒュッテの中も見せてもらって、大満足です。五右衛門風呂あった・・・
それから管理人さんから山の水で淹れたコーヒーを差し入れで頂きましてね。
これがめーちゃくちゃおいしい!
セーコマの京極の名水コーヒーが大好きなんですけど、それと同じくらいおいしい。
それからヒュッテで横になってもいいよ〜って言ってくれたので昼寝させてもらいました。
お礼にスモークチキンをあげて、全員下山できたのでトボトボ駐車場へ。
集合場所に戻り、それぞれあいさつをして解散。
本当に夕張岳来れてよかった。連れてきてくれて感謝しているってことを伝えられたので合格です!
もうちょっといいスピーチできればいいんだけどね・・・
夕張岳擬人化
本当来れてよかった〜!最初は薮薮だったけど山頂付近は優しい世界だったよ・・・また行きたいな・・・
夕張岳は女形イメージです^^