旭岳頂きました!

とったどー!

見事な白背景ですが、チラチラ景色を見せてくれる旭岳様

今回も札幌父ちゃんこと阪野氏と。

運転いつもありがとうございます。

なにかお礼をしなければ、と温泉とアイスでなんとか帳尻合わせようとするけど、もう与えられすぎてお礼が追いつかない。

貴様はお父ちゃんに甘えすぎている、とわかっていても早朝の長距離運転はなかなか積極的に手をあげられなかったんだ。

それが情けなくもあるんだけど、どうだろう。わたしはこの結果、助手席で白目剥きながら相槌を打つという有様だったのだ。

運転します、と挙手したところで山を登る事ができただろうか。天に昇ってしまうんではないだろうか。

そんな事を考えつつ運転者のありがたみとットシェフのおにぎりを2つ噛みしめた。

あったかい緑茶とのコンビネーションは最高だ。

9時すぎくらいだったと思う。ロープウェイに乗って姿見駅に到着。北海道最高峰、五合目。まさにワープである。

気温は15℃。旭岳山頂は霧の中。

前日まで雨だったこともあり、チセヌプリの反省を生かしてスパッツは事前に装備。

スパッツの穴は縫い合わせたけど、間違いなく防水は機能から外れた。あくまで汚れ防止が仕事である。

ま、マジックテープ式だから濡れるときゃ濡れるんだけどネ。

ポールもリュックに忍ばせておいた。が、コイツもキャップが逃亡してしまっていたので、なるべくなら使わないようにし、どうしてもという場合、使用することにした。

ガス抜ける事を期待しつつ出発。

北海道最高峰、旭岳に挑みます。

少し登ると姿見池。

そして、なぜかすでに汗だくのお父ちゃん。たぶん、もう1キロ落ちてる。

噴気孔も見に行く。

途中、ジャリンコに足をとられたりするも、怪我もなくゆったりと山頂へ。

下山してる人が砂利で滑ってる。

まさに、行きは良い良い、帰りは怖い。

こんな時こそ、手塚部長だ。心に手塚部長を飼うのだ。。

山頂!

山頂のバナナとおにぎりは泣きそうなほどウマイ。ごちそう山でした。

そしてガスに包まれた景色を後に下山しましょか、ってところであれ・・?

とは思ったんだけど

あんまり考えたくないので知らないふりしようとしたのね。

でもね、無理。

尿意を無視するなんて無理だよ。

9合目には確固たる尿意として脳を支配し始めた。

まだ、大丈夫。今、その時ではない。

問題は、今9合目だということ。ただそれだけ。

姿見駅までが果てしない道のりに思えたし、なんならちょっと、絶望した。

こんないい日が、たった一回の尿意のせいで、パンツと顔と枕を濡らす1日になるなんてあんまりだ。

姿見駅で売っていた携帯トイレが記憶からフラッシュバックする。

そうやって、山を守るために活動してる人たちがいる。山に登らせてもらってる身でありながら、そんな裏切り行為できるはずもない。

しかし、生理現象は待ったなしだ。人間の尿も自然ですけど?と、嘲笑うかの如く、脳に今おしっこ超したいでーす!と信号を送り続ける。

理性だけで何度も波のように押し寄せる尿意と闘い続ける。8合目の乱である。

そんな一進一退を何度か繰り返したのち、転機が訪れた。うんこも出そう事変である。

事態は一刻を争う。

これまで、装ってきたなんでもないフリも、どうやらここまでの様らしい。

お父ちゃんに正直に打ち明け、足早に歩き出す。

いかにも滑りそうなザレ場を下るのは、注意力、集中力と尿意など忘れてしまいそうなもんだが、もうサヲマツの脳内は尿意一色。

景色もクソもないに等しい。いや、クソはあった。クソと姿見駅だけがそこにあった。

転んでも凶、止まっても凶。絶体絶命。お腹からずっと変な音してる。

緑茶とコーヒーとバナナ、利尿作用3兄弟を摂取したツケがこんな形で襲ってこようとは。よくもまぁ汗でるし大丈夫でしょとかナメたことを考えたもんだ。数時間前の己を呪わずにはおれない。

膀胱に何度、待ってくれと懇願したことか。その願い虚しく・・・となりそうなところで園児の笑い声が前方から聞こえた。

天の声だった。と同時に死の淵に追い込まれた。

人前でしてなるものか、という理性がぐん、と尿意を押し返したのだ。そして、姿見駅目前にして非情なペースダウン。

それでも天の声のおかげでなんとか姿見駅まで、汗でしけっただけのパンツで到着できた。

ありがとうエンジェル園児たち・・・

エンジェル園児の「トイレいきたーい!」という聞き捨てならない声に奈落に落ちそうになるも、つきそいの先生たちが「降りてから!」と滑り込みでロープウェイに乗車させてくれた。園児がエンジェルなら先生もゴッドということか。

そして9合目からの戦いすべてをトイレに流してやりました。

わたしってこんなにトイレ我慢することできたのか・・・。もうしたくないけど。

すっかり気分は賢者です。

気も大きくなって、旭岳パーカー購入。

もう少し涼しくなったら着るんだ。そして、この戦いのことを思い出すんだ。

記念絵

今年は初登頂山が多くて新しく擬人化できて嬉しいすな!

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